日本病院薬剤師会 e-learning のコンテンツを確認してみよう～単位と配信期間を把握～
日本病院薬剤師会が運営するe-learning システムの活用が認定薬剤師の取得に有用なことを紹介してきました。
特に申し込みに不安を持たれていた方が少しでも解消できればと、実際のスマホのスクショを使って申し込み方法を紹介させていただいています。
日本病院薬剤師会 e-learning 申込みを画像31枚で解説 | なりゆき薬科大学
日本病院薬剤師会の2020年度 e-learning が利用可能になりました。今回は、実際にこの e-learning に申し込み方法を、実際の画面スクショを使ってお教えします。
申し込みができれば、あとは受講していくだけ！なのですが、ちょっとした注意事項というか、知っておいたほうがいい豆知識があるので、今回も画像多めでお届けします。
日本病院薬剤師会ホームページへ
まずは、日本病院薬剤師会のホームページを開きましょう。
e-learning サイトへのリンクを探して下がっていきます。
ありました！
ここから e-learning の専用サイトに移動します。
（すみません。この記事では、ここからPC画像のスクショになります。）
ここからログインして受講になるわけですが、その前にこちらの画面から、講義の内容について確認しておきましょう。
「公開セミナー一覧」の内容を確認する
「公開セミナーー一覧」タブをクリックします。
ここでは「公開セミナー一覧」です！
「公開セミナー詳細」については、記事後半で説明します。
「公開セミナー一覧」をクリックすると、このような画面になります。
セミナーの内容が気になるところですが、その前に「ご注意事項」と「公開セミナ日別一覧」を確認しておきましょう。
横向きの三角形をクリックすると、画面が伸びて、情報が出てきます。
ここの横向き三角形をクリックします。
「ご注意事項」をクリックすると、こんな感じになります。
説明が３行出てきました。
まあ、正直それほど重要な情報ではなかったかもしれません。
では、つづいて、「公開セミナー日別一覧」をクリックします。
リストが展開されました。
この画面で、e-learning で受講可能な講義（教材）の収録日と元の研修会・講習会名がわかります。
おおよそ３年前くらいのものまでが、掲載されています。
コンテンツは順次入れ替わります。
もし、元の研修会に参加していた場合、同じ講義で単位を２回取得しているようなものです。内容も２回目となれば理解も深まりますし一石二鳥？ですね。
各コンテンツの内容を確認していきましょう
それでは、講義ごとの画面を見ていきましょう。
画面は移動せず、そのまま下にスクロールしていくと講義ごとの情報が見られます。
こんな感じです。
（2020年6月末時点の画像で説明します）
日病薬病院薬学認定薬剤師は、取得「単元の種類」と「単位数」が細かく求められるので、この単位計算が一つのネックになりかねません。
まずは、この講義が、どの単元で何単位に当たるのかと知ることが重要です。
というわけで、まずは「単元種別」です。
各講義リストの右上にその情報があります。
単元種別=領域を確認
この講義は「領域：IV-2」であることが書かれています。
単位数を確認する
次に単位数です。4行目？に書かれています。
この講義の単位は、以下の「いずれか」になります。
- 病院薬学＝病院薬学認定薬剤師制度
- 生涯研修＝生涯研修認定制度
- 専門薬剤師＝○○認定・○○専門薬剤師（この場合の○○は感染）
たとえば、病院薬学認定薬剤師の単位：0.5単位として使用する場合は、生涯研修と専門薬剤師の単位としては使用できません。
何も操作しない場合、病院薬学認定薬剤師の単位として暫定的に登録されます。他の制度の単位として使用する場合は後から変更ができます。
ただし、受講証の出力（印刷）をした後は変更できなくなります。
さて、メニューバーには「公開セミナー一覧」のとなりに「公開セミナー詳細」のタブもあります。つづいて、こちらの内容を確認してみましょう。
公開セミナー詳細の内容を確認する
「公開セミナー詳細」をクリックします。
先ほどと似たような画面が出てきますが、写真とかもあって、違う頁であることは確かなようです。
講師の高山先生の御真影も気になりますが、その上の横向き三角形が、こんどは3つあることも確認しておきましょう。
書いてある内容については、今回ちょっと省略します。
（セミナー受講方法（重要）と公開セミナー日別一覧は、同じ内容です）
単位種別の記載は、ここになります。
その右に、単位数が制度ごとに記載されています。
あたり前ですが、内容は先ほどのものと同じです。
さて、ここで「公開セミナー一覧」では記載のない重要な情報を確認します。
です。
この講義（コンテンツ）では、「配信期間 2020-08-31 まで」と書かれています。
つまり、
ということを意味します。
e-learning の視聴期間が2021年3月31日までだからと言って、今見られるコンテンツが3月末まで見られるというわけではないということです。
配信終了後も受講の単位は、消えませんので、つまり、はっきりいってしまうと、こういうことです。
コンテンツは古いものが配信終了するだけでなく、新しいものも随時追加されていきますので、期待して待ちましょう。
この記事の執筆者
なりゆき専門薬剤師（諸般事情により匿名）
現役の病院薬剤師（勤務歴20年）
複数の認定薬剤師・専門薬剤師を取得、活動歴あり